こんにちは。
パーソナルスタイルです!
新年が始まりまして、仕事始めとなった6日はさいたま市でも午後から雨が降り底冷えがするような寒さでした。
7日のニュースでは雪かきに追われる雪国の方の様子が放送されていましたね。
こんな寒い日は、暖房器具が欠かせません!
皆様のお家では、どのような暖房機器を利用されていますか?
ガス暖房、セラミックファンヒーター、こたつ、ホットカーペットなどなど、暖房機器にはさまざまな種類があります。最近では、お子様への安全性や賃貸住宅の規約を考慮し、石油系の暖房器具は選択肢から外されることも増えているようです。
数ある選択肢の中でさいたま市周辺にお住まいの方がメインで使われているのは、やはり『エアコン』ではないでしょうか。
新築に合わせてエアコンを購入する人は多く、パーソナルスタイルでもご入居の際にエアコンの工事を済ませてお引き渡ししております。
最近ではエアコンメーカーも性能だけでなく、お部屋のイメージや好みに合わせられる個性的でデザイン性の高い製品を続々と販売しています。選択肢が増えるのはとても嬉しいことですよね!
( ↑ ダイキン工業株式会社(リソラ HPより))
さて、エアコンを購入すると決めた時、納得のいく機能や性能・デザインの商品を見つけた後は、「何畳用にすればいいの??」と思ったことはございませんか?または、うちは18畳のLDKだから18畳用のエアコンでOK!!と安易に決めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そのエアコン選び、ちょっと損をしているかもしれません!!
エアコンの「畳数表示」にはちょっとした落とし穴があるのです。
私たちがついつい基準にしてしまう「6畳用」「14畳用」といった畳数表示。実は、1980年代ごろに建てられた木造住宅を基準にしていると言われています。
昔の木造住宅は、今のお家と比べて断熱基準があいまいで、断熱・気密性能が低く、エアコンからの温かい空気(夏は冷たい空気)を逃しやすい構造でした。
そのため、エアコンメーカーは部屋を温めたり冷やすのに必要なエネルギーに幅を持たせたうえで、下記のように“目安”として『〇畳程度』と表記しています。
しかし、今は断熱材や窓の品質が良くなるとともに、施工面でも気密性や断熱性に気を配る会社が出てきました。
もちろんパーソナルスタイルもお客様の住まい心地を常に考えて、質の高い家づくりをしております。
長期優良住宅やZEH(ゼッチ)基準をクリアするお家は断熱性能が高く、さらに気密性能も良い住宅では、エアコンの効きも良くなります。その場合は、昔の基準に沿った畳数だけでエアコンを選ぶと、能力が大きすぎることがあります。もちろんその分、機器の購入費用も高くなりますので注意が必要です。
そのため、正しいエアコン選びには、「外皮性能(断熱材や窓の種類)」や「部屋の向き」などから必要なエネルギー計算をして目安として用いる必要があると考えます。
( ↑:パーソナルスタイルで計算したA様邸のリビングエアコンの能力計算結果)
パーソナルスタイルでは、建てたお家でご家族が快適に過ごしていただきたく、リビングエアコンの能力計算を行い、エアコン選びの根拠となる結果を示させていただいております。
例えば、34畳の空間に12畳用と14畳用のエアコンを設置することで、畳数表示だけに基づいて選んだ場合と比較して約10畳分の能力を削減できた事例もあります。もちろん室内温度による感覚は皆様それぞれ異なるため、こうした計算結果は目安ではありますが、リビングの広さとエアコン暖冷房能力を考慮したエアコン選びの参考にしていただけたらと思います。
パーソナルスタイルでは、外皮性能・気密性能・換気性能を考えた家づくりを行っています。
エアコン能力計算もその一環として取り組み、ご家族が安心して快適に暮らせるお住まいを目指しています。
また、家づくりに関する勉強会も定期的に開催しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。