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乾燥肌・風邪…もうイヤ!家づくりの視点から考える”乾燥知らず”で快適な住まい
2025.10.21



こんにちは、パーソナルスタイルの井上です。

暦の上では秋も深まり、朝晩の冷え込みを感じる季節となりました。秋から冬にかけて、多くの方が悩まされるのが「乾燥」です。

お肌はカサカサ、髪の毛はパサパサ…。それだけでなく、喉のイガイガや、空気が乾燥することで活性化するウイルスが原因で、風邪やインフルエンザといった感染症のリスクも高まります。特に小さなお子さんがいるご家庭では、ご家族の健康を守るための対策は欠かせません。

実はこの「冬の乾燥」、日々の加湿器や室内干しといった対策だけではなく、家づくりの段階からしっかりと対策を講じることができるのをご存知でしょうか?

今回は、乾燥肌や風邪に悩むあなたへ、パーソナルスタイルが追及する、住まいの性能と工夫で実現する”乾燥知らず”の家について、その秘密をたっぷりお話しします。







なぜ冬になると家の中が乾燥するのでしょうか?主な原因は、外気の水蒸気量が少ないことと、暖房器具の使用で

す。特にエアコンなどの暖房は、室温を上げることで相対湿度が下がり、空気が乾燥しやすくなります。

この乾燥状態が、私たちや家にもたらす影響を再確認しましょう。


私たちへの影響(健康・美容)

・皮膚・粘膜のトラブル

肌のバリア機能が低下し、乾燥肌や敏感肌になりやすく、シワ・たるみの原因にも繋がります。また鼻や喉の粘膜が乾燥することで、ウイルスや異物を体外へ出す機能が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクが大幅に高まります。

・不快な症状

髪のパサつき、静電気の発生、ドライアイなど、日々の生活の質を低下させる不快な症状を引き起こします。

住宅への影響(家の寿命・メンテナンス)

・木材の収縮・劣化

木造住宅において、極端な乾燥は木材の水分を奪い、収縮やひび割れ、隙間を生じさせます。これは家の耐久性や寿命を縮める原因になりかねません。

・結露・カビのリスク

結露は室内の湿度が高く、窓や壁の表面温度が低いときに発生しやすくなります。湿度が低すぎる場合、結露リスクは下がりますが、今度は乾燥による人体への不快感や、木材のひび割れなど別の問題が発生します。

・静電気

乾燥による静電気はホコリを引き寄せやすくし、掃除の手間を増やし、衛生環境にも影響します。

適切な湿度は、40%~60%が目安とされています。この快適で健康的な湿度環境を、一年中安定して保つために、家づくりでできる具体的な対策を見ていきましょう。



“乾燥知らず”の快適な住まいを実現するために、パーソナルスタイルでは、特に建築性能と素材にこだわった3つのポイントを重視しています。


ポイント1:家の「断熱性・気密性」を高める

乾燥対策において、建物の断熱性と気密性は非常に重要な基本性能です。

・高断熱化で温度ムラをなくす

高性能な断熱材を使用し、家全体を魔法瓶のように包み込むことで、外気温の影響を受けにくくします。これにより、室内の温度差が少なくなり、結露が発生しにくい環境を保ちます。高断熱・高気密の向上は乾燥を直接防ぐものではありませんが、暖房効率を高め、室温や湿度変化を穏やかにし、快適性を保ちやすくします。パーソナルスタイルでは、高性能断熱材を標準仕様とし、一年中快適に過ごせる温熱環境を追求しています。

・高気密化で計画的な換気を

気密性が低い家は、隙間から外の乾燥した冷たい空気が侵入し、同時に室内の温かく湿った空気が逃げてしまいます。高気密化は、この空気の出入りをコントロールすることを可能にし、計画的な換気システムを最大限に活かす土台となります。適切な湿度を保つためには、この「気密性」が極めて重要です。





ポイント2:調湿機能を持つ「自然素材」を積極的に採用する


高性能な家は、室内の湿気を逃がしにくくする一方、冬場には乾燥対策として加湿が必要になります。そこで、湿度変動を穏やかにし、加湿を助けてくれるのが調湿効果の高い素材です。

・無垢材(床材・建具)

天然素材である無垢材は、室内の湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥しているときには水分を放出する、天然の調湿機能に優れています。無垢材は適度な湿度変動に応じて湿気を吸放出しますが、冬場の長期乾燥期には保水量が限られるため、加湿機器の補助が必要です。木の香りや温もりは、快適な湿度環境の維持を「補助」し、リラックス空間を演出します。



・塗り壁(漆喰・珪藻土)

漆喰や珪藻土といった塗り壁材も、無数の微細な孔(あな)を持つ多孔質な構造により、非常に高い調湿効果を発揮します。

自然素材ならではの風合いがデザイン性を高める塗り壁は、化学物質を吸着する効果も期待できるため、小さなお子さんやアレルギー体質の方にも安心です。




・高性能調湿建材(タイルなど)

壁の一部分にデザイン性の高い調湿建材をアクセントとして取り入れるのも有効です。特に多孔質構造で高い調湿性能を持ち、ニオイや有害物質を吸着する効果もある製品もあり、空気を綺麗に保ちたい方にもおすすめです。

ポイント3:全熱交換型「換気システム」で湿度を回収する



高気密・高断熱住宅には、24時間換気システムの導入が義務付けられています。特に冬の乾燥対策として効果的なのが、全熱交換型の換気システムです。

・全熱交換システムの効果

このシステムは、室内の汚れた空気を排出し、新鮮な外気を取り込む際に、排出する空気の「熱」だけでなく「湿度」も回収し、取り込む外気に移して室内へ戻すことができます。

通常の換気ではせっかく加湿した水蒸気を外に排出してしまいますが、全熱交換型は、外気条件によっては室内湿度の低下をある程度緩和し、加湿負荷を軽減できます。

・第一種換気の採用

パーソナルスタイルでは、給気と排気を機械で行う第一種換気を採用し、計画的な換気を徹底しています。高性能フィルターを搭載することで、花粉やPM2.5などの侵入も防ぎ、常に新鮮で適度な湿度の空気を取り入れられるように配慮しています。

私たちパーソナルスタイルが目指すのは、「機械に頼りすぎず、建物の力で自然に家庭を守れる家」です。高い断熱性・気密性という「土台」を築き、そこに無垢材や塗り壁といった「自然の力」を融合させることで、住まい全体が呼吸し、一年を通して最適な湿度をキープします。これは、日々の加湿の手間を減らすだけでなく、ご家庭の健康を守るための、最も根本的で確実な建築的なアプローチだと確信しています。

いかがでしたでしょうか?


今回は、乾燥肌や風邪に悩むご家族のために、家の性能と素材という建築の視点から、”乾燥知らず”の家づくりのポイントをご紹介しました。

1.高性能な断熱・気密性を確保し、結露・過乾燥を抑制する。

2.無垢材や塗り壁など、調湿効果の高い自然素材を活かす。

3.全熱交換型の換気システムで、室内の湿度を回収・維持する。

これらの対策を総合的に組み合わせることで、冬の乾燥から家族を守り、一年中快適で健康的な暮らしを実現できます。

さいたま市浦和区に拠点を置く私たちパーソナルスタイルは、お客様のライフスタイルやご要望に合わせて、これらの高性能な建築技術とデザインの力を融合させ、最適な住まいをご提案しています。

さあ、あなたも”乾燥知らず”の家で、家族みんなが笑顔で過ごせる毎日を始めませんか?

家づくりに関するご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!





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