こんにちは。さいたま市の工務店、パーソナルスタイルの石田です。
「完成した瞬間が、いちばん輝いている家」だと思っていませんか?
実は、これが多くの方に共通する誤解のひとつです。
国土交通省が公表している住生活基本計画でも、住宅の長寿命化には定期的な点検と計画的なメンテナンスが不可欠であると明記されています。にもかかわらず、弊社でお客様のご相談をお受けしていると、引渡し後にかかるメンテナンス費用を事前に意識されていた方は、実感としてそれほど多くないと感じています。家づくりの情報は建築・設計の段階に集中しやすく、完成後の維持管理については後回しになりがちです。
この記事では、「家は建てたら終わり」という認識を丁寧に整理しながら、長期メンテナンスの本当の意味と、パーソナルスタイルが取り組むアフターサポートの中身についてお伝えします。

この記事でわかること
・家が完成後も静かに変化し続ける仕組み
・放置すると起こる修繕費の雪だるま式膨張
・長期視点の維持管理がもたらす安心と節約
・引渡し後25年間・無償点検が続く保証の中身
・維持費を見越した資金計画の立て方の考え方
新築後10年で始まる”静かな劣化”を知っていますか
家づくりに一生懸命向き合ってきたご夫婦ほど、お引渡しを迎えた瞬間は大きな安堵感に包まれます。その気持ちはとても自然なことで、大切にしていただきたいと思っています。
ただ、少し時間を置いて考えてみてください。
自動車を購入したとき、定期点検やオイル交換、タイヤ交換は当然の維持管理として捉えるものです。使い続けるためにはメンテナンスが前提——住まいも、まったく同じ原理が当てはまります。
それどころか、家は車よりもはるかに長い年月を一緒に過ごすものです。適切なケアなしに「良い状態を保てる」とは考えにくいのが実情です。
「でも、新築なんだからしばらくは大丈夫でしょう?」という声もよく耳にします。
確かに最初の数年は大きな問題が出にくい時期です。しかし住まいは、外壁・屋根・設備・シーリング材など、それぞれ異なるサイクルで変化し始めます。気づいた頃には複数箇所が同時に問題を抱えていた、というのが実際に起きやすいパターンです。
引渡し後10年という節目は、住まいが「静かな変化期」に入るタイミングとして意識しておく価値があります。

外壁・設備・床下——見えない場所から住まいは変わっていく
パーソナルスタイルの標準外壁材の特性と点検周期
パーソナルスタイルでは標準外壁材にジョリパット(塗り壁仕上げ)を採用しています。耐候性に優れた素材ですが、一般的に10〜15年程度を目安に点検・再塗装のタイミングを検討することが推奨されています。
さらに、サッシ周りや外壁の継ぎ目に使われるシーリング材は、紫外線による硬化や収縮によって耐用年数の目安(約10年程度)を迎えると防水性の低下が始まります。そこから雨水が侵入すると、構造体にまでダメージが及ぶケースもあります。「外からは見えない場所で変化している」というのが、住まいの劣化における最も注意が必要な点です。

設備機器にも「寿命サイクル」がある
キッチン、浴室、給湯器、換気設備。毎日使う住宅設備には、それぞれ機器としての寿命があります。ガス給湯器の平均寿命は約10〜15年、換気設備も定期的なフィルター清掃と本体メンテナンスが必要です。
「壊れてから直せばいい」という考え方で対処した場合、緊急対応コストが加わったり、同等品の在庫がなく仕様変更を迫られたりと、想定外の出費につながることがあります。
計画的に確認・交換を進めることが、長い目で見ると家計にやさしい選択になります。

目に触れる機会が少ない床下は、湿気やシロアリの侵入経路になりやすい場所です。
パーソナルスタイルでは、ターミダンシートという工法でシロアリ対策を施し、万一の際には1,000万円の修理費用を保証しています。それに加えて定期的な床下点検を行うことで、問題を早い段階で発見・対処することが可能になります。

放置した外壁ひびが、修繕費を3倍にするまでの話

外壁のひびから始まった雨水の侵入が、断熱材の湿気を呼び、さらには木部の腐食へと進んだ場合、部分補修では対応できなくなります。修繕費は早期発見時と比べて数倍規模になることがあります。
| 対処のタイミング | 主な修繕内容 | 費用感の目安 |
|---|---|---|
| 定期点検で早期発見 | シーリング部分補修・外壁再塗装 | 比較的小規模 |
| 劣化が進んだ段階 | 外壁全面補修+雨漏り修理 | 高額になりやすい |
| 構造体まで及んだ場合 | 構造補強・断熱材交換など | 大規模修繕が必要 |
「定期的なメンテナンスへの支出」と「放置後の大規模修繕コスト」を比べたとき、前者が後者を大きく下回ることは、住宅業界において長く積み重ねられてきた実例の示すところです。「今すぐ問題はないから」という判断が、10年後・20年後の選択肢を狭めることにつながります。
引渡し後25年間・無償点検が続く理由
パーソナルスタイルでは「住み始めてからが本当のお付き合いのスタート」という考えを大切にしています。
無償点検のスケジュール
お引渡し後は、以下のタイミングで定期点検を実施しています。
【無償点検】引渡しから3か月/6か月/1年/2年/5年/10年/15年/20年/25年
引渡し直後の3か月・6か月点検は、新生活のなかで気になる小さなことを早めに確認できる機会です。些細なことでも遠慮なくお声がけください。5年目以降はパーソナルスタイルと連携している(株)家守りが点検にお伺いし、専門的な視点で住まいの状態を確認します。
なお、パーソナルスタイルでは全棟で長期優良住宅認定を取得しているため、長期優良住宅法に基づき、少なくとも10年ごとの点検が義務として定められています。これは法的な義務でありながら、住まいの資産価値を守るための重要な仕組みでもあります。

保証内容の全体像
| 保証の種類 | 保証期間 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 長期保証 | 初期30年・最長60年 | 柱・梁・屋根・防水など構造・雨漏り |
| 短期保証 | 2年 | 内装・建具・仕上げ材の不具合 |
| 地盤保証 | 30年 | 不同沈下などの地盤起因トラブル |
| シロアリ保証 | 10年 | シロアリ被害(修理費1,000万円保証) |
| 住宅設備延長保証 | 10年 | キッチン・浴室・給湯器などの設備 |
長期保証を最長60年まで延長するためには、定期的な点検とメンテナンスの継続が条件になります。保証を「お守り」として持ち続けるためにも、定期点検との関係は切り離して考えることができません。
メンテナンス費を家計に入れるだけで、老後の不安が変わる
住まいを長く良い状態に保つためには、気持ちの準備だけでなく、資金の準備も必要です。メンテナンス費用を「突然の出費」として迎えるのと、「計画的な費用」として備えるのとでは、家計への影響がまったく異なります。
これから一生の住まいを維持していくうえで発生しうる主なコストとして、外壁・屋根の再塗装、設備交換、定期点検費用などがあります。これらをあらかじめ把握しておくことで、「急に大きな出費が来た」という状態を防ぎ、落ち着いて暮らし続けることができます。
維持費の目安を頭に入れておくことは、建築コストを抑えることと同じくらい、長期的な家計の安定に効いてきます。「建ててから何にいくらかかるのか、漠然とした不安がある」という方は、まず大まかな費用の目安を知ることから始めてみてください。

【まとめ】家の長期メンテナンスが「住まいの安心」をつくる理由
家を長く安心して住み続けるためには、建築時の性能だけでなく、引渡し後の定期的なメンテナンスと点検が欠かせません。計画的なケアを続けることで、修繕費を抑えながら住まいの資産価値と快適さを長く保つことができます。
・劣化は「見えない部分」から始まるため、定期点検で早期発見することが修繕費を抑える直接的な手段になる
・住宅設備や外壁材にはそれぞれ寿命サイクルがあり、計画的な交換・補修が突然の大出費を防ぐ
・メンテナンス費用の目安を建築前から知っておくことで、予期しない出費への不安を軽減できる
パーソナルスタイルでは長期優良住宅認定を全棟で取得し、引渡し後25年間の無償点検と最長60年の長期保証体制を整えています。「完成後のケアまで含めて家づくりを考えてよかった」と感じていただけるよう、引渡し後もお客様の住まいに向き合い続けます。

まず、点検とメンテナンスへの疑問を整理する場から
メンテナンスの費用感や点検のタイミングについて疑問が生じた際は、ぜひご相談ください。パーソナルスタイルでは個別相談の場をご用意しており、維持管理の考え方や点検の流れについて、疑問にお答えするお手伝いをしています。
長期優良住宅の維持保全計画に基づいた点検スケジュールは、建築前からご提示することが可能です。20年・30年後の住まいの状態を具体的にイメージするための情報も、あわせてご説明しています。
パーソナルスタイルの施工エリア
パーソナルスタイルは、さいたま市を中心に川口市、蕨市、越谷市、春日部市、上尾市、北本市、八潮市を主な施工エリアとしております。
事務所から車で1時間圏内を目安に、すぐにお伺いできる範囲にエリアを絞ることで、暮らしの中で何かあった時も迅速に対応できる体制を整えています。住まいの完成後を長く見守る地域パートナーとして、お客様の大切な住まいを継続的にサポートします。
<上記エリア以外につきましては、弊社担当までご確認ください>






