こんにちは!
長かった夏休みも終わり、子供たちの昼食作りから解放されたお父さんやお母さんも少なくないのではないでしょうか。
さて、今回は家づくりに欠かせない図面の基準寸法についてお話しします。
図面は、建築主、設計者、施工者が同じ建築物に対して共通の理解を持ち、円滑な意思疎通を図るために作成されます。
家づくりを考えはじめ、平面図を意識して見るようになると、図面の中に「910」という数字やその倍数をよく見ることがありませんか。実は、弊社の図面もこの「910」が基準となっています。
では、この「910」とは何でしょうか?
これは、昔の大工が使っていた寸法単位である「尺」に由来しています。
1尺は303mmで、3尺は909mm(約910mm)になります。
この3尺が、大工にとって非常に扱いやすい寸法であったため、現在でも建築の基準「尺モジュール」として使われ続けています。また、この尺モジュールは、畳1畳のサイズが「910mm×1820mm」であることとも関係しています。
図面に使われている単位ひとつにも、古くから伝わる日本の文化が息づいていることを感じますね。
建材や家具は尺モジュールを基準に設計されていることが多く、土地への柔軟性の高さもあり、今でも多くのハウスメーカーや工務店が採用しているようです。
また基本的な設計単位には、尺モジュールのほかに比較的新しい「メーターモジュール」が存在します。
メーターモジュールは、私たちに馴染みのあるメートルで、1スパン(1区切り)を1mとする規格寸法で、1グリット1000mmの1m四方を基準としております。尺モジュールより広く設計できるため、ユニバーサルデザインやバリアフリー住宅の設計に使用されることが多いです。
そして、普段私たちはcmやmに慣れていますが、図面ではmmが使われ、例えば1mは1000mmと表現します。これを頭の中で変換して理解する必要があるため、慣れるまで少し戸惑うこともあるかもしれません。また、図面をもとに空間をイメージすることも、初めは難しいと感じることがあると思います。
そこで、私たちパーソナルスタイルでは、お打ち合わせの際に模型やパースを使って、全体の大きさや距離感をわかりやすくお伝えしています。
もし、図面についてこの辺りが良く分からないなどありましたら、お気軽にご相談ください。
中には「家づくりを始めてからメジャーを持ち歩くようになりました!」と楽しそうに話してくださるお客様もいらっしゃいます。数字を通して空間を楽しんでおられ、気がつけばcmやmではなく、mm単位で寸法をおっしゃることもあり、こちらも驚かされることが多いです。
普段は意識しない単位やモジュールに触れるのは、家づくりの期間だけかもしれませんが、ぜひこのプロセスも楽しんでいただければと思います♪
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パーソナルスタイル株式会社
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